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愛知・名古屋の中小企業がAI導入に使える補助金【2026年度版】
AI導入を検討するとき、多くの経営者が最初に聞くのが「補助金は使えますか」です。答えは「使える制度はあります。ただし、順番を間違えると使えても意味がありません」。このページでは、愛知・名古屋の中小企業が実際に使える制度を各制度の公式サイトで確認した内容だけにしぼって整理し、あわせて「補助金に業務を合わせない」ための考え方をお伝えします。
補助金は目的ではなく、
順番の問題です。
補助金を先に決めると、「補助が下りる形」に業務のほうを寄せることになります。すると申請は通ったのに、現場では誰も使っていない仕組みができあがります。これは私たちが最も避けたい結末です。
正しい順番は逆です。まず「どの業務の、どの詰まりを解くか」を決める。そのうえで、その計画に当てられる制度を探す。制度は毎年変わりますが、現場の詰まりはそう簡単には変わりません。変わらないほうを先に決めるべきです。
なお私たちは補助金の申請代行は行っていません。申請手続きそのものは認定経営革新等支援機関や商工会議所などの専門窓口が担う領域です。私たちが担うのは、その手前にある「何をAIに載せるか」の設計と、載せたあと現場に定着させるところです。
AI導入に使える
主な補助金(国・愛知県・名古屋市)
2026年8月21日時点で各制度の公式サイトを確認して記載しています。制度内容・公募時期・補助率・上限額は年度や公募回ごとに変わります。申請を検討される際は、必ず各制度の最新の公募要領をご確認ください。
中小企業庁の「中小企業デジタル化・AI導入支援事業」。中小企業庁の概要資料では「デジタル化やDX等に向けたAIを含むITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補助金」と説明されており、令和7年度補正予算事業からIT導入補助金より名称が変更されています。AI活用を正面から対象に据えた、現時点で最も本命の制度です。
革新的な製品・サービス開発や生産プロセス改善のための設備投資等を支援する制度です。AI単体のためというより、設備投資とセットでAIを組み込む計画に向いています。直近の公募回は23次締切で、公募要領は令和8年2月6日に公開、電子申請は令和8年4月3日に開始され、23次の採択結果(補助金交付候補者の決定)は令和8年8月7日に公表されました。次回公募の締切は本ページ確認時点では公表されていません。補助率・補助上限は申請枠によって異なるため、公募要領で必ずご確認ください。
愛知県内の中小企業・小規模企業者を対象とした県の制度です。注目したいのは対象経費に「業務フローの分析と可視化に係るコンサルティング費用」が含まれている点で、これは私たちがPhase 1で行う業務の棚卸しとそのまま重なります。令和8年度の公募は2026年5月12日で終了していますので、次年度の公募を見据えた準備段階の制度として捉えてください。
名古屋市内の中小企業者向けに、公益財団法人 名古屋産業振興公社が窓口となっている制度です。申請の前に名古屋市新事業支援センターまたは名古屋商工会議所での相談を受けることが要件となっている点が特徴で、相談は事前予約制です。令和8年度は2026年4月15日に受付を開始し、通常枠・賃上げ枠・ロボット枠のいずれも申請受付が2026年6月1日16時(必着)で終了しています。相談が申請の前提になる制度のため、次年度に使うつもりなら年度替わり(例年4月中旬)の受付開始前から相談枠を押さえておくのが実務上の要点です。
AI導入のどの費用が、補助の対象になりやすいか
制度ごとに定義は異なりますが、AI導入の実務では次の4種類が論点になります。いずれも最終判断は各制度の公募要領によります。
ソフトウェア・クラウド利用料
最も中心的な対象です。デジタル化・AI導入補助金2026では、ソフトウェア購入費に加えてクラウド利用料が最大2年分対象とされています。月額で使うAIツールを想定している場合、ここが効きます。
業務フローの分析・可視化
愛知県の制度では「業務フローの分析と可視化に係るコンサルティング費用」が対象経費に明記されています。AI導入で最初にやるべき業務の棚卸しが、費用として認められる形です。
導入後の「活用支援」・定着
見落とされがちですが、デジタル化・AI導入補助金2026の対象経費には「IT活用の定着を促す導入後の"活用支援"」が含まれています。入れて終わりにしない設計が、制度の側でも想定されているということです。
ハードウェア・設備
枠によって扱いが分かれます。デジタル化・AI導入補助金のインボイス枠ではPC・タブレット等やレジ・券売機等に上限が設定され、名古屋市の制度では設備費・ロボット導入費が対象とされています。
補助金を使うなら、
この順番で進めてください
「制度に合わせて計画を作る」のではなく「計画に合う制度を選ぶ」ための進め方です。
見積作成に時間がかかる、生産管理がベテラン1人に依存している、報告が現場から上がってこない——制度の話をする前に、変えたい業務を1つに絞ります。ここが曖昧なまま申請書を書くと、審査でも現場でも通りません。
誰が、いつ、どの画面で、何をするようになるのか。運用の形まで具体化して初めて、必要な費用の内訳が決まります。私たちがご一緒するのは主にこの部分です。ここが決まれば、どの制度に当てられるかも自然に見えてきます。
補助率・上限額・対象経費・締切、そして「事前相談が必要か」「登録された事業者・ツールに限られるか」といった手続き要件を確認します。名古屋市の制度のように事前相談が申請要件になっているものもあり、締切から逆算した準備が要ります。
申請手続きそのものは認定経営革新等支援機関・商工会議所・各制度の窓口が担う領域です。私たちは申請代行はせず、AI導入の設計と実装、そして定着までを担当します。役割を分けたほうが、どちらの品質も上がります。
補助金が下りたあとに、
本当の勝負があります。
デジタル化・AI導入補助金2026が導入後の「活用支援」まで対象経費に含めているのは、入れただけでは生産性が上がらないことが分かっているからだと私たちは受け止めています。私たちが最低1年の伴走を前提にしているのも同じ理由です。
研修だけを提供する会社はツールを作れず、システム会社は文化の定着までやりません。私たちは自社でAIツール・業務システムを開発・運用している実装者として、研修から実装、業務受託までを一本の線でつなぎます。実際の取り組みはこちら。
本社は名古屋市中村区。愛知県・名古屋市の制度は、要件も窓口も国の制度とは別物です。地域の中小企業に張っているからこそ、「その制度は今年もう締め切っている」といった話も含めて具体的にご相談できます。
補助金についての
よくあるご質問
いいえ、申請代行は行っていません。申請手続きは認定経営革新等支援機関や商工会議所などの専門窓口が担う領域です。私たちはAI導入の設計・実装・定着を担当し、必要に応じて窓口と役割を分けて進めます。
廃止されたわけではなく、名称が変わりました。令和7年度補正予算事業から「デジタル化・AI導入補助金2026」(中小企業デジタル化・AI導入支援事業)となり、中小企業庁の概要資料では「デジタル化やDX等に向けたAIを含むITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補助金」と説明されています。公式サイトは従来のIT導入補助金と同じ it-shien.smrj.go.jp が引き続き使われていますので、「IT導入補助金で探していた制度が見つからない」という場合は、この名称変更が原因であることがほとんどです。AI活用を正面から対象に据えた形に改められた、と捉えてください。
デジタル化・AI導入補助金2026は、中小企業庁の概要資料で「AIを含むITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補助金」と説明されています。ただし個別のツールが補助対象になるかは制度上の要件次第ですので、公募要領および対象ツールの扱いをご確認ください。
2026年8月21日時点で受付が開いているのは国のデジタル化・AI導入補助金2026です(通常枠・インボイス枠・セキュリティ対策推進枠の「1次〜4次締切」が2026年8月25日17:00)。愛知県の令和8年度DX促進補助金は2026年5月12日で締切、7月14日に採択事業が決定済み。名古屋市の中小企業デジタル活用支援補助金も全枠が2026年6月1日16時で終了しています。ものづくり補助金は23次の採択結果が2026年8月7日に公表され、次回公募は未公表です。
デジタル化・AI導入補助金2026の公式スケジュールでは、8月25日17:00が「1次〜4次締切」としてまとめて案内されており、5次・6次締切は未確定です(2026年8月21日時点)。つまり「次の回まで待てばいい」と決め打ちできる状態ではありません。また予算上限に達した枠は早期に終了する可能性があります。間に合わせるにしても見送るにしても、まず決めるべきは「どの業務のどの詰まりを解くか」です。それが決まっていれば次の回でも次年度でも計画はそのまま使えますが、決まっていなければ何回締切があっても同じことになります。
そんなことはありません。むしろ補助金が取れなくても回る規模から始めるほうが、結果として定着します。私たちは工場や事務所に伺って現物を拝見し、小さく始めて広げる進め方をご提案しています。補助金は、その計画に当てられれば当てる、という位置づけです。
次年度の公募に向けて、業務の棚卸しと「どこをAIに載せるか」の絞り込みを先に済ませておくことをおすすめします。愛知県の制度は「あいち産業DX推進コンソーシアム」への加入が要件になっているなど、事前に済ませられる準備もあります。公募開始から締切までは短いため、この差が効きます。
本ページについて
掲載内容は2026年8月21日時点で各制度の公式サイト・公表資料を確認して作成しています。制度の内容、公募時期、補助率、補助上限額、要件は変更されることがあり、また申請の可否は個別の事情によって異なります。実際のご検討にあたっては、必ず各制度の最新の公募要領および公式窓口でご確認ください。本ページは制度の解説を目的としたものであり、補助金の採択を保証するものではありません。
補助金の前に、やることを決めましょう。
「どの業務をAIに載せるか」が決まれば、使える制度は自然と絞れます。まだ何も決まっていない段階で構いません。現場を拝見してご提案します。
道具の先に、文化がある。
Beyond the Tool, Toward the Culture.